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プロフィール

ばかなべ


【名前】ばかなべ
【身長】だれがちびやねん
【容姿】だれがブスやねん
【MS】だれがガンタンクやねん
【特技】
・ドラフト会議
・王様ゲーム
・うさぎちゃんゲーム
【好物】
1位 石原さとみ
2位 榮倉奈々
3位 笛木優子
テレ東:大橋未歩、秋元玲奈、松丸友紀
NHK:鈴木奈穂子
日テレ:岩本乃蒼、尾崎里紗
テレ朝:竹内由恵、堂真理子
フジ :石本沙織、新美有加
A女優:堤さやか、江田かおり、オムニバスに出る人

【ひとこと】
コンパのときに女の子にSかMか聞くんは、パン派かごはん派かぐらいのざっくばらんな会話やと思います。そんな考え方に同意して下さる方は、まず「はじめに」カテゴリの記事を読んでから楽しんでくださいm(_ _)m  

最後に、今年の祭は中止じゃ!酒や酒や酒返してこい!!

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X`mas特別企画 いつかのメリークリスマス Season3

PREVIOUSLY ON BQ 
(和訳:これまでのブサイククエスト)


・・・

京子と別れるためについた嘘から始まったばかなべとマキの恋愛は、やがて本物の恋愛へと発展した。

二人は同じ時間を過ごし、互いに想いを深めていった。

そして付き合ってから1年半が経過したころ、お互い進学した二人は別々の時間を少しずつ歩みはじめる。

ばかなべは将来の自分を見据え、仕事に勉学に充実した日々を過ごし着実にステップアップしていた。

しかし、マキの心が次第に離れていっていることにばかなべは気付いていなかった。

そして、付き合いはじめてちょうど2年が経過した頃、突然のマキの別れの言葉とともに二人の関係は終わりを迎えた。

▼Season1の記事はこちらから
▼Season2の記事はこちらから

・・・

-Opening Theme Song-
Love is... ~ 恋じゃなくなる日/B`z




食べ物がまったくのどを通らない。

部屋から一歩も出る気もおきない。

経験したことのない虚無感だった。

マキがいなくなったことは、まるで身体の一部がなくなってしまったように感じた。

僕たちはたくさんの時間をこの部屋で過ごした。

目を閉じると

この部屋でテレビを見て笑っていたこと

この部屋で好きな音楽を聴いていたこと

この部屋でダウンタウンのコントのマネをしてふざけていたこと

この部屋で笑っていたことばかりが思い出される

そして、

その笑顔が今は他の男に向けられているのかと思うと

心がにぎりつぶされるようだった。

外に出かける気力がない

しかし

この部屋にいるとマキの思い出と嫉妬の呪縛に襲われる。

負のスパイラルだ。

まさか自分が恋愛なんかでこんなに思い悩むなんて夢にも思っていなかった。


・・・


-3日後


3日間、わずかに飲み物を飲んだぐらいで、結局何も食べられなかった。

しかし、今日はバイトの日

出かけなければならない。

虚無感の中出勤をすると

「あれ、ばかなべちょっと痩せた?」

バイト先の女店長が僕に話しかけた。

「え?そうですか?」

「うん、ちょっとシュッとしたんじゃない?あんた痩せてたほうがええで」

確かに鏡を見ると少し痩せたような気がした。

女店長は頭が切れる人で、サバサバしてるけど九州出身で情に厚い人。

で、恐らく僕に元気がないのを気付いたんだと思う。

「ばかなべ、生きてりゃいろんことあるけど仕事してたら忘れるで」

年上の人にはかなわないなと思った。

なんでもお見通しだ。

すこしウルっときた。

でも暖かい言葉に甘えている場合じゃない。

仕事で返さなければ。

僕は仕事に集中した。

不思議と仕事中はマキのことを忘れられた気がした。

仕事が終わり、家に帰ってから体重計に乗ったら、5キロ痩せていた。



-失恋って、ダイエットにもってこいだな



そう思ったとき「俺の発想ってバカだ」と、久しぶりに笑った。


・・・


-12月24日


数日後、クリスマスイブがやってきた。

昨年はマキと過ごしたけど、今年はアルバイトをすることにした。

何かをしていないとくだらないことを考えてしまう。

働いていたほうがマシだと思ったからだ。

女店長は「ほれ、クリプレや」と言って、テキーラを1本くれた。

クリプレにテキーラってどういう発想だよと思ったが、ありがたく頂いた。

「一緒にいくか?」

と言われたけどこの人と飲むといつもとんでもないことになるのを知っていたから遠慮した。


・・・


アルバイトを終え、僕はヒロの家に向かった。

街中はクリスマスの雰囲気に包まれ、恋人たちはやさしい表情で歩いていた。

あまりクリスマスなんて興味なかったのに、今は一人でいることが寂しいと思った。


-俺は女々しいなぁ


初めて味わう孤独に、自分の弱さを痛感する。

ヒロの家につき別れた話をしたら

「あーあの子に振られたんか(笑)ざまぁみろ、へへへ(笑)」

と僕を笑い飛ばしてくれた。

友人同士だからこそ出来る表現だ。

慰められるよりも、笑われたほうが幾分気は楽だ。

ヒロはそういうやさしさがある。

その後、男二人でテキーラを飲みながら正月の計画を立てていた。

「ばかなべ、大晦日どうすんねん。」

「まったくもって未定。」

「しゃーないな。カウントダウンいこか!」

ヒロの気遣いとやさしさが僕の心にしみわたった。


・・・


-大晦日


ヒロと年越しそばを食べ、カウントダウンイベントの場に行った。

「女の悩みは女で解決すんのが鉄則や。あれかわいいやんけ。ナンパしよーぜナンパ。」

「お前俺の失恋理由にしてるみたいやけど、お前がナンパしたいだけやろ(笑)」

「あれ、びびってんの?」

「アホか、誰がびびるかい」

僕たちは新年あけましておめでとうナンパをすることにした。

「あけましておめでとう」と2人組にいいまくり、反応があった子たちを攻め込むという超単純戦略だ。

そのうち「メリークリスマス」「メリーお正月」などアレンジを加えていった。

今思えばくだらない。

けども、久しぶりのナンパはおもしろかった。

何組かと連絡先を交換したり、夜店でしゃべったりしていた。

その後もナンパしまくった。

けど

僕はひそかにマキを探していたいた。


-朝方


二人組の子をナンパした。

ヤンキー風だけどかわいい。

二人ともノリがよく、一緒に初詣をしたり初日の出を見たりした。

僕はそのうちの1人、マユミと仲良くなった。

マキと別れたばかりであることを話したら、マユミも彼氏と別れたばかりらしく、失恋トークで意気投合したのだ。

僕が失恋で5キロ痩せたことを話したら「私はやけ食いで2キロ太った」と言っていた。

久しぶりに心から笑った。

そして、マキとの別れを笑って話せるようになってきた自分に気付いた。


-1月3日


元旦にナンパしたマユミと会うことにした。

お互い暇だったのだ。

マユミはハーバーランドに行ったことがないらしく、行ってみたいというので連れて行くことにした。

それは、僕の中でマキとの決別の覚悟でもあった。

マキとは違う女の子と初めてハーバーランドを訪れたが、意外にも僕は違和感を覚えなかった。

「へぇ、よくここ来てたんやぁ。きれいやな」

「うん、俺らのお気に入りスポットやってん」

「ええなぁ。めっちゃきれいやん。」

そういいながらマユミは僕にもたれかかってきた。

マキ以外にしばらく女性と触れ合っていなかったから、僕はドキっとした。

マユミを見ると、マユミも僕を見た。

マユミは胸元がゆるいピンクの服をきており、思わず胸元に目がいき


「パイ乙カイデー」


といったらマユミは「もう」と言いながらたたいてきた。

そして自然とキスをしていた。

凍りつくような空気の中でも、寄り添えば寒くないことを僕は思い出した。

僕はマユミを抱きたい衝動に駆られ、車を走らせホテルに入った。

マユミは黙ってついてきた。

久しぶりの女性の身体だ。

マユミはマキとは違った魅力のある女だった。

スリムではないけど、程よくついた肉に妙な色気がある。良い意味でだらしない体型だ。

そして、あえぎ声が激しく、爪を立てて抱きついてくる、激しいタイプだ。

性欲が溜まっていたのか、一晩で4回もした。

こんな回数を一晩でこなしたのは久しぶりだった。

クタクタになった僕たちは泥のように眠りについた。


・・・


その後、マユミとは何度か会った。

けども、恋愛関係では決してない。

マユミは元彼のことが忘れられないと言っていたし、それは僕も同じだったからだ。

お互い励ましあいながらも、欲望に任せるまま性交してしまう関係。

いずれやめなきゃいけないと思っていたある日


「ごめん、もう二人では会えない」


マユミが僕に告げた。

元彼とやり直すことになったらしい。

少し寂しい気持ちはあったけど、応援していたから

「二人でっていうか、もう俺らは会わないほうがええと思う。」

「え、でもせっかく知り合ったし、そんなんいややわ・・」

「いやいや、彼氏がせっかく戻ってきたんやから。ちゃんと彼氏を見てあげな。俺が彼氏の立場やったら、俺と友達でい続けられるのはいややと思うで。」

「・・・わかった。今までありがとう。」

「おう、俺もマユミのおかげで元気になったよ。今度は彼氏とハーバーランドいけよ(笑)」

「えー、あそこはやめとくわ。ばかなべさんのこと思い出すやん(笑)」

「そりゃそうか(笑)」

「ばかなべ君もがんばりや。新しい彼女つくりぃ!」

マユミ僕にエールを贈ってくれた。

「なんかわからんけど、今までありがとうな」

僕はマユミに礼を告げ、車を走らせた。

マユミと会えないのは寂しい気もしたが、晴れやかな気分だった。

この不思議な関係は、これを最後に終えた。


・・・


-2月下旬


少しずつマキのことが吹っ切れてきた。

忘れたといえば嘘になるけど、男のくせにいつまでも落ち込んでる場合じゃない。

後期試験が終わり、僕はそれまで控えていたサークルやバイトの飲み会に参加したりしていた。

今までは勉強やアルバイト以外の時間はマキを優先していたからか、自分の世界が狭かったことに気付く。

それって、マキにとってもそうだったんだろうなぁと思った。

お互いがお互いの世界や視野を狭めていたことを知った。


・・・


-3月


マキとの別れをようやく受け入れ、僕は前向きに変わっていた。

特に彼女がほしいとか、そういうことではなく。

今やれることをやろうと思えるようになった頃だ。


ところが状況は一変した


ある日

バイト先の店頭で作業をしていたとき


「ひさしぶり!元気!?」


-聞きなれた声だ


振り向くと、そこにはマキが立っていた。

何の連絡もなしにいきなりバイト先にあらわれた。

別れたあの日から僕たちは連絡をとっていなかった。

あまりにびっくりした僕は立ち尽くした。


「ど・・、どうしたん?こんなとこに珍しい」

「うん・・ちょっと話があって・・・」

「話?なに?」

「いや、ここじゃあれやし、今日バイト何時までなん?」

「20時には終わるから、あとで飯でも食いにいく?」

「うん、じゃ待ってるから連絡して」


急にマキがあらわれたことに驚いた。

ただ、ずっと会いたいと思っていたから単純にうれしい気持ちだった。

不安と期待に入り混じりながら、バイトが終わる時間を待った。


-その夜


僕たちはファミレスにいた。

「久しぶりやな、あの日以来か。まだコンビニのバイトしてるん?」

「ううん、もう辞めた」

「あ、そうなんや・・・。」

これ以上聞く勇気は僕にはなかった。

まだ僕の中で整理がつききっていなかったのだ。

僕はこの3ヶ月に起きたことなどを話した。

もちろん女性関係については一切触れず。

そして話が途切れたとき、僕は切り出した。


「で、話って何なん?」

「言いにくいねんけど・・」

「うん・・・」

「もう一回やり直してくれへん?」

「え?」


待ち望んでいたことは、あっさりと訪れた。

マキ曰く、バイト先の先輩とは付き合ったけどその後すぐに別れたらしい。

原因は、どうしても僕と比較してしまい、合わない点がいっぱい見えてきたという。

そして、やっぱり僕のことが忘れられなくなったと言っていた。

本心かどうかはわからないけど、僕は単純に嬉しかった。


「ごめん。もう二度と裏切らへんから・・。やり直したい・・。」


願ってもないことだ。

マキが僕の元に戻ってくるというのだ。

僕は信じられないほどうれしかった。


「わかった。じゃ、ついてきて。」


僕はマキを家に連れて帰り、あるものをマキに渡した。


「捨ててなかったん?」

「これはお前にあげたものやから、俺は捨てられへんよ」


マキに返された指輪を僕は捨てずに持っていた。

僕はマキの手をとり、薬指に指輪を通した。


「ありがとう・・。」


マキはそう言って、僕に抱きついてきた。


・・・


それからの僕たちはまるで別れていたことが嘘かのように以前と同じ日常に過ごしていた。

マキは再び僕の家に通うようになり、前と変わらぬ笑顔を見せてくれた。

変わったことといえば、僕が遊園地のバイトをやめ、バーテンと甲子園の売り子のバイトをはじめたこと。

両方とも前からやりたいと思っていたバイトだった。

新しい友達が増え、マキも僕のもとに戻った。

僕は順風満帆な日々を過ごしていた。

そんなある日

「今度サークルの旅行があんねんけど、行ってきても良い?」

マキが僕に問いかけた。

サークルの旅行がゴールデンウィーク期間にあるらしいのだ。

泊まりだし男性も多くいるサークルだから僕に気を使ったのだと思う。

「もちろん、俺に気使わずいっておいでよ。大丈夫、俺は信じてるよ。」

不安じゃなかったかといえば嘘になる。

けども、僕のせいでマキの世界を狭めるのはいやだし、相手を信頼しなければ僕も信頼されない。

僕はサークル旅行を了承した。


・・・


-6月


マキが急に音信不通になった。

連絡がまったくつかない。

そして、会う約束をしていた日も連絡もなければ現われることもなかった。






-またか






僕は怒りを感じた。

この前とは状況が違う。

急に音信不通になるというやり方が残念でならない。

恐らくはサークルの関係だろう。

ただ、不思議と前のような不安感や喪失感を感じることはなかった。

3日ほど連絡をしたが、バカバカしくなり僕はマキを追うのをやめた。

マキとのことを心の奥底へしまいこんだ。


・・・


-7月


バーテンのバイトで知り合ったホステスのミユキと付き合うようになった。

バイトが終わった後、店に残って酒を飲んでいてそのままバイト先のソファで関係を持ったのがきっかけだ。

気の強い女で、最初は苦手だと思っていた。

生意気だし、僕と同い年なのに基本命令だし。

だけど、話すうちに仲良くなり、典型的なツンデレでドMであることがわかった。

ちなみにミユキにはその店の客でもある40代のヤ○ザの彼氏がいた。

だから付き合うといっても僕は彼女にとって2番手、いや他の客とも適当にやってると言っていたから何番手かはわからない。

で、さすがはヤ○ザの彼女だけあって、性技はすごい実力だった。

ディープスロートから全身リップ、騎乗位も腰フリ系とピストン系の両方を使いこなす。

当時の僕は風俗にもいったことがなかったから、ミユキのプレイは衝撃だった。

フェラでは昇天したことなかった僕をフェラ昇天させたのはミユキが初だ。

吸い付くようなフェラだった。

ミユキは梅田の近くのマンションに住んでいて、何度か行ったがその部屋は彼氏に住まわせてもらっていると言っていた。

いわゆる愛人関係というやつだろうか。

ドラマで見たような広い部屋でフローリング床にブラインドで覆われた窓。

当時ではかなりおしゃれな部屋だったと思う。

大きな鏡があって、その鏡の前で立ち手万されると豹変したように感じまくっていた。

「ばかちゃん、あんた純情やな(笑)もっと遊ばなアカンで。」

昔の恋愛話をしていたとき、ミユキは僕にそう言った。

「え?そう?」

「ばかちゃんはおもろいし、やさしいし、頭ええけど面白みがたりひんわ。」

「え??マジで?めっちゃダメだしやん!」

「私がお世辞言うわけないやん。男は多少遊べるぐらいの器量がなかったらしょうもないやん。」

「お前はやしきたかじんか(笑)」

「私、ばかちゃんのことはホンマに好きやで。私のことヤリマンやと思ってるかもしれんけど、私は好きな男としかやらへんもん。」

「そっか・・。」

「でもあの人(彼)とは別れられへんから、私はばかちゃんのセフレでしかないで。」

「女がそれ言う?(笑)」

「お互いそんなんわかってるやん。そんなん私らの中では当たり前やで。」

「そっかー。」

「そのかわり、遊ぶんやったらスマートじゃないとアカンで。しつこい男は最悪やな。」




-こういう考え方もあるのか




ミユキの話は妙に説得力があった。

こいつはもしかして大物か?それともただのバカか?

それはわからないけど

「面白みがない」「しょうもない」

と言われたことは単純に悔しかった。


-その後


ミユキのダメだしをきっかけに、僕は何かに放たれたように活動するようになった。

まず、ヒロや大学の友人と本格的に海ナンパ、花火ナンパを行きまくった。

けどもひさしぶりの実戦で苦戦し、アポ等を通じて1人と関係を持つにとどまった。

ただ、バイト関係では快進撃だった。

前から続けてるバイトでは、僕に好感をもってくれていた25歳の社員(女店長ではない)のワタベさんと関係を持った。また、前から仲良くしていた客(20代後半OL)とも飲みに行き、結局関係を持った。

甲子園のバイトでも、同僚の大学生である涼子を彼女化し、それとは別に野球解説ナンパを開発して、客をナンパした。

なぜか阪神ファンよりも巨人ファンのほうが友好的だった。

そのツテでコンパやアポなどを通じて2人と関係を持った。

バーテンのバイトではホステス連鎖で知り合い、29歳の子持ちの人など、ミユキのほかに3名と関係を持つようになった。

吹っ切れた僕はプチブレイクし、7月から11月にかけて9人と性交した。

このころの僕からすれば怒涛の勢いだ。

ミユキやマユミをあわせたら11人で、僕の年間性交記録を大幅に更新した。

このころにはマキとのことは完全に吹っ切れていた。


・・・


-11月


急にマキから会いたいと連絡が入った。

まったく未練はなかったし、涼子と付き合っていたのでやり直すつもりはない。

ただ、なぜ急に消えたのかは知りたかった。

涼子に了承を得て、僕はマキに会うことにした。


・・・


車を走らせ、久しぶりにマキの家の近くにきた。

ほどなくマキは待ち合わせ場所に現われた。

半年ぶりにあったマキはさらに派手になっていた。

「久しぶり・・」

車に乗ってきたマキに笑顔はなかった。

理由を問い詰めてやろうと思っていたから拍子抜けだ。

僕は北港へ車を走らせながら話し出した。

「お前からやり直そうと言っておいて音信不通はありえへんやろ、どこで何してた?」

僕はわざと冷たい言葉で事情を聞いた。

マキ曰く、サークルの飲み会で知り合ったサーファーの男に口説かれ、一夜をともにしてからその男を気に入り、その男の家に転がり込んで家にもあまり返っていなかったらしい。

学校にもあまり行かず、ずっと一緒にいたと言うのだ。


-なんだそりゃ


僕は怒りを通り越して呆れかえった。

なんて自堕落な生活を送っているんだ。

それならそいつと仲良くやってればいいのに何をしにきたんだと聞いたら、

その男とは別れた、そして僕ともう一度やり直したいと言い出した。


「それはありえんやろ、お前都合よすぎるわ」


僕は少し怒った。

あまりに身勝手すぎる。

いつでもマキのもとに戻ると思ったら大間違いだ。

もちろん僕は断り、涼子という彼女がいることを告げた。

すると、マキはただただ泣くばかりで

「お願いだから」「お願いだから」

と繰り返しやり直したいと言う。

なぜそう思うのか聞いたら

そのサーファー男は最初はやさしかったけど、だんだん変わってきて扱いが悪くなっていった。

それでも好きだったから、ご飯を作ったり、掃除したり尽くしたつもりだけど、最後のほうは殴られたり乱暴を振るわれるようになって、怖くなって家を出たと言った。

そして自分を大切にしてくれたのは僕だけだと言った。

確かに腕にあざのようなものが出来ており、何かされていたことが伺える。

マキは泣き続けた。

疲れ果てているようにも見えた。

良く見たら、金髪に近い髪の毛も明らかに傷んでいた。

恐らくサーファーの彼氏とサーフィンをしていたからだろう。

きれいにメイクされた顔も間近で見ると肌が荒れているのがわかった。

肌のきれいさはマキの持ち味だったのに、生活が荒れるとこうまで衰えるのか・・・

僕は少しかわいそうに思えてきた。

「お前体調悪いんちゃうんか?肌あれてるやんけ。」

そう聞くと、マキは震えながら再び泣き出した。

理由はわからないけどアトピー性皮膚炎になったらしい。

マキは変わり果てていた。

僕の目の前にいるのは、健康的で笑顔がかわいいマキではなく、着飾ってはいるけどボロボロのマキだ。

アトピーになったことにコンプレックスを持ち、自信を失い、何かにおびえているように見えた。

弱り切っている。

やり直すかどうかは別にして、どうにか手を差し伸べなければと思った。

「少し時間をくれ」

そう言って、マキを僕は家まで送った。


to be continued...


-Ending Theme Song-
どうしても君を失いたくない/B`z







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テーマ : 最後の恋
ジャンル : 恋愛

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No title

拝啓   ばかなべ様
時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

いい曲をセレクトされますね。僕も別れて泣いたときはよくB’zを聞きました。キレイな愛じゃなくてもとか・・・この日記を読んで久しぶりにフレンズ&フレンズ2を引っ張り出してきましたよ。

あぁ・・たまらなく酸っぱいです。青春時代の話というのはどうしてこうも胸にくるのでしょうか。
思い出すから?似たような経験をしたから?それぞれ思うところあれども、成長というスパイスはこういう味なのでしょうか。

別れ、理不尽に直面し、悩み・・・たまに泣き、恨む。女なんてクソやんけ!!と・・・
そしてまたいつか女に溺れるのでございます。

耐え難い日々を助けてくれる友人と、また情に惹かれてときめかせる女。ばかなべさんはとても人に恵まれていますね!それもこれもばかなべさんの人徳なのでしょう。

ばかなべさんの記事のおかげでその時一瞬を華やぎ、輝かせてくれた過去の大切な人たちを今日は思い出しました。ありがとうございます。
今日は少しもの憂い気持ちになりながら眠りにつこうと思います。

また長々と申し訳ありませんでした。
ばかなべさん、メリークリスマス。

2011/12/24 R

おはようございます
今日も外は寒いっすね

オレも20歳の頃、初めてショックな失恋したのがきっかけで、ナンパが当時日課になってしまいました
いつも夜は新宿・渋谷、週末はクラブにいたような気がします。バイトの客とかもありましたね。
みんなきっかけは似たようもんすね~

ところでなんで急にいつもと違う日記書こうと思ったんですか?

もしかして

25日に完結しますか??
気になるもので。。。

ばかなべさん
いつも更新を心待にしております。
今こそ我に力を!!笑
僕がばかなべさんやったらなぁ…とか思いながら今クラブいるんすけど、いつもどおりさっぱりですわ。ばかなべさんのX'masの話も楽しみにしています。

Re: No title

Rさんへ

これらの曲はマキが好きだったんです。彼女の影響で僕も好きになりましたが(笑)

稲葉さんの歌詞はいいですよね。表現力が豊かで。僕も今回の記事をきっかけに昔のCD出してきていろいろ聞いてました。

ただ、だんだん脱線してきて、最終的にはtrf聞いてました・・・。

いろいろ感じて頂いて書き手としてはうれしいかぎりです。

今後ともよろしくお願いします!

Re: タイトルなし

コーマンさんへ

こんにちは。今日も激サムですね。
僕は風邪をこじらせ、とりだめたドラマを見まくっております。

この記事はかなり前から書いてました。リリースするにあたって修正を加えていきましたけど。

このブログの目的は爺になったときに振り返って懐かしむためのものなので、マキのエピソードは外せません(笑)だいぶ独りよがりな記事ですが、あたたかく見守ってください(笑)

Re: もしかして

セレクトさんへ

はい!完結しますよ!僕からのメリークリトリスプレゼントです(笑)

Re: タイトルなし

ぶーちゃんさんへ

いいですね・・・クリスマスにクラブ・・・。

風邪っぴきの僕には出来ない芸当です(笑)

うまくいったんでしょうか(笑)